***空の未来*** 《ごあいさつ》

こんにちは☆シルバード☆です(。・ω・。)ノ
大学4年(経営学部)
就活苦戦中の息抜き日記です

カッコいい大人になれるよう努力中
長く続けられるってカッコいいですよね
というわけで、リベンジがんばります!(09.8.4)

★内容★
1・遊び
2・人生観
3・就活
4・料理
★追加予定★
・未定




普通に趣味ブログですw
興味あるネタがあったら絡んで下さい(o`・ω-)b
       
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久々にPCから♪

ちょっと間大阪の実家に帰っていましたヾ(;´▽`A``
大阪で就活イベント多いんですよね~
たまには京都でもやってほしいもんだ.+:。(*-ω-)(-ω-*)゚.+:。ウンウン

ってわけで、今回は(も?)文章表現法という授業の課題
「短編小説」です。

ちょっと長めなんですが、感想などいただけたら~なんてねw
競泳やったことない人にはやっぱり伝わらないんだろうか・・・


****************************************************************



黒いボードに次々と橙色の線が表示される。

応援している観客にとっては「期待・楽しみ」であり、
水を切り、顔を上げだ選手にとっては「実力・現実」であるデジタル数字。

蛍光色で表示された無機質なその数字は、様々なドラマを生み出してきた。



「30.00」



ボードに表示されていたのは、30秒ジャスト。

(くそっ!!)

思いっきり水を殴ってからプールサイドに上がった。




もう30秒00というタイムは2回目だった。
12歳の朋也が全国大会に出るためにはあと0.01秒、
29秒99が制限タイムとなっている。
わずか0.01秒の差しかない30秒の壁はとても分厚く、多くの者が阻まれてきた。



「朋也―っ!」
着替え終わり、ブルーシートで陣取った控え場所に戻ると、
よぼよぼの幸村コーチと同期の渚が座っていて手を振っていた。



「朋也おつかれさま。ほんと惜しかったね。でも、決勝も残ってるし、まだチャンスはあるよっ!」
「・・・おう。」
「ふぉふぉふぉ、応援してくれるもんがいるってのはいいことじゃな。
チャンスはもう一度だけ残っておる。しっかりストレッチをして体を冷やさんようにな。」
「わかってる。」
「あと、心はクールダウンしておけよ。」



そう言い残して、幸村コーチは決勝のコース順を確認しに行った。



「心のくーるだうん?」

渚はかなりバカだが、実力はある。
今回の大会でもダントツで決勝に残っていて、かなり前の大会で全国出場が決まっていた。
渚の泳ぎにはどこか余裕があり、それでいて力強く、体のわりにとても大きな泳ぎに見えるのだ。

反面、朋也の泳ぎは常に全力で余裕がなく、ただガムシャラに腕を振り回しているだけだった。




「でもさー、朋也ってスタートの反応いいよね。絶対に一番に飛び出すもん。」
「オレがスタートで負けたらどこで勝つんだよ。」
「クイックターン。練習で楽するためにスタートとターン極めたって言ってたし。」
笑いながら渚はストレッチを手伝ってくれる。




朋也は練習が苦手で、いつも最後の1本しか頑張らない。
その1本は絶対に速いのだが、それまでの練習は怒られない程度に頑張っている。
そこでもっと楽できるように、スタートとターンを常に意識しているのだ。
お陰で試合でもスタートとターンは朋也の武器となっていた。



「今のうちにちゃんと食べておいてね。ほら、シャケ。」


好物のおにぎりを渡されて、気がゆるみ、そして不安が襲った。


「……あと1回しかチャンスがねぇ。」



今日で全国大会までの公式戦は最後だ。決勝で30秒を割れななかったら、もうチャンスはない。



「だいじょうぶだよ!あんなに練習してきたんだし、絶対行けるよ!!」
「……。」
「私、何回でも応援してるから、ね?」
「もう次で最後なんだよ!!!」



おにぎりを叩きつけて、飛び出してしまった。なぜか無性にイライラする。
試合に集中するために、いつものように飛び込み台の真横から試合を眺めた。
あのまま渚と一緒にいたら、絶対キズつけてしまう。

「お前は全国のキップを手に入れてるんだからいいよな!」

そう言ってしまいそうだった。
渚は悪くないし、もし逆の立場だったら、そんなこと絶対に言うヤツじゃない。
オレは本当に……




「オレは本当に弱いやつだ。とか思いふけってるのか?」

ふぉふぉふぉ、と柔らかい口調が後ろから聞こえてきた。



『よぉーい』
期待と緊張の入り混じった一瞬の静寂が訪れ、

『ピッ』
電子音のあと、水しぶきと共に騒がしさが戻ってくる。



「このレースで勝つのは5コースじゃろ。」
「たぶん。」



試合はスタート台に立つ前から始まっている。
それは何度か見ているうちに分かるようになった。

同じ組で泳ぐ人のタイムは拮抗しているため、雰囲気で誰が勝つのかわかるのだ。
スタート台の真横から見るのが好きになったのは、
飛び出しが一番でも勝てない、それ以外の何かが分かる気がしたからだった。



「朋也よ、お前さんはコース台に上がったとき、どこを見ておる?」
「どこって……。」
「足元じゃろ。」

自分がスタート台に立つところをイメージすると、確かに上がってすぐ、
コース台の一番前、足を引っ掛けるところを見ていた。

「5コースの選手はどこを見ておった?」
「そんなの、ゴーグルしてるから分からない。」
「ふぉっふぉっ、でも気付いとるはずじゃ。勝負に勝っているヤツはなぁ、前を見とる。
渚がそうじゃろ?」

そう、渚はコース台に上がってもすぐに構えない。
「よーい」で構えるその瞬間まで、渚はずっと前を向いていた。でも……




「そんなの関係ないだろ。下見てるヤツだって勝つヤツは勝つし。」
「これから戦う場所も見据えられんヤツが、どうやって己に勝つんじゃ?
競泳は隣のヤツに勝っても仕方がない。
スタート、泳ぎ、ターン、タッチ。これで自分と競うのが競泳じゃぞ。
1位になったところで、そこで自分に満足したら終わりなんじゃ。」




最後の追い込みにきて、5コースが一気に突き放した。
種目は違うが、渚のようにどこか余裕があり力強く大きな泳ぎだった。



「お前さんの勝負はいつもスタートで終わっておる。
だからスタートでは負けたことはなかろう?
じゃが、ゴールはタッチするまでじゃ。スタートもタッチするまでの1つに過ぎんのじゃよ。
次、もう誰がなぜ勝つかわかるな?」
「うん、4コースだ。」

ふぉふぉふぉ、と幸村コーチは優しい目でこっちを見ながらこう言った。



「あんな風に勝負できるヤツってのは、いつも誰かに支えてもらったりしてるもんだがなぁ。」



ふいに、渚を思い出した。あいつはライバルだ。練習では絶対に負けたくない相手。
でもいつも励ましてくれて、応援してくれている。
そしてオレも心から応援している。



(そっか、オレは渚と全国に行きたいんだ。)



ブルーシートに戻ると、叩きつけたはずのおにぎりが形を整えられて置いてあった。




ドッ、ドッ、ドッ



召集席に呼ばれて、自分の組がスタートするまで3~4組の余裕がある。
いつも他の組のスタートを見ながらタイミングを計っておいて、
絶対に1番でスタートを切ることに集中していた。
そしてゴールは意識したことがなかった。
スタートで負けたら終わりだと、いつも思っていた。




ドッドッドッドッドッドッ




練習、手は抜いてるといっても他のヤツには負けている気がしない。
その上で最後の1本の集中力では誰にも負けない自信がある。
最後の1本で飛ばすためには、もう疲れているからムダな力を入れてはいけないし、
しっかり水を掴めないといけない。
そのときの泳ぎはとても綺麗だと言われたことがあった。




ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド




スタート台の前に立つ。
「朋也ー!がんばれーっ!」渚が手を振りながら応援してくれていた。幸村コーチも見ている。
アナウンスで名前が呼ばれ、一礼する。
なぜか渚や幸村コーチに対して頭を下げた気がした。

そしてプールを、水を、ゴールを見た。
(プールってこんなに広かったっけ。)



『よぉーい』



観客は息をのみ、選手は泳ぎだけに集中するための、一瞬の静寂。



『ピッ』



黒いボードに橙色のデジタル数字が淡々と時を刻む。
その無機質な数字は、また新たなドラマを生み出していくのだった。


****************************************************************


小説家の名言に「小説は知っていることしか書けない」という言葉があるそうです。

それにならって、自分が一番親しんできた世界を書いてみました。

就活もこのぐらい熱く語れたら通るんでしょうね~(;-ω-) =3

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プロフィール

☆シルバード☆

Author:☆シルバード☆
大学4年で25歳
スイマー復活修行中

就活しながら気付いた事を
メモする習慣をつけるために
ブログ始めました。

少しでもためになるものが書ければな~って思います┌○"ペコ

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